最近、発達障害やメンタルヘルスに関連する本を積極的に読んでいます。
今回、「職場の発達障害 ADHD編 」という本を読みましたので
その中のポイント3点をご紹介します。
発達障害ではない人にも役立つと思いますのでお読みいただけたら嬉しいです。
認知の偏りについて
何かの出来事に対して、考えているわけではないのに、最初に浮かびあがる思考を「自動思考」といいます。
特にADHDの人は過去の失敗や叱責から人に対してネガティブな見方をしやすいです。
【例】
事実:何度電話しても電話に出てくれない
自動思考:怒って出てくれないんだ。避けられているんだ。
別の見方:会議中かもしれない。移動中かもしれない。折り返し電話が来るはずだ。
結果:相手の予定を予め確認する。
ポイント①
人や出来事に対して、
事実と感情を分ける
集中力の継続について
ADHDの特徴として、好きなことに対しては集中力を発揮する一方で、興味のないことに対しては集中力を保つのが難しいということがあります。
改善させる方法として「持続訓練法」があります。
集中し続ける力を付ける訓練です。
(やり方)
- 興味のない仕事に集中できる時間を測る
- その時間にタイマーをセットする
- 作業を始め、作業中に関係のないことが頭に浮かんだら、ノートにメモし作業に戻る
- タイマーが鳴ったら休憩。休憩もタイマーを使って時間を区切る
- 2.~4.を繰り返し、やるべき作業を終わらせる
- ノートにメモしたことを見直す。大切なことがあればTODOリスト等に書いておく
ポイント②
まずは自分が集中できる時間を把握する
体調管理について
発達障害がある人は、自分の体調をつかみづらい傾向があります。急に体調を崩したり、疲れがたまって動けなくなったりします。
疲れて倒れる前に、予め休みをスケジュールに組み込んでおく必要があります。
ポイント③
定期的に休憩をとる
まとめ
ポイント③の休憩については当たり前といえば当たり前なのですが
私の場合、特に過集中しやすいため、知らぬ前に疲れを溜め込んでいるということがよくあります。
疲れを感じる前に休憩をとるということを心がけたいです。
もっと早く出会いたかった一冊。
また別記事にしますが、こちらの本は発達障害者の周りの人にも読んでいただきたい一冊です。
同僚、部下にそのような人がいたらどう接するべきなのか。私は当事者ですがこの本に書いてあるように接してもらえたら本当に有り難いなと思うことばかりでした。
またご紹介させていただきます。
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