以前、こんな記事を書きました。
子供向けの本はシンプルで分かりやすい、大人の私も読んでいます、という話です。
今回は、こんな本を読みました。
『これでカンペキ!マンガでおぼえるコミュニケーション』
私はASDの特性もあり、コミュニケーションに苦手意識があります。なので、子供向けに書かれた分かりやすい本で基本から勉強することにしました。
この本は数々の具体例に対して、「良い答え」と「悪い答え」が書かれています。
例えば、友達から遊びに誘われて、断る時。
悪い例×「えー、きょうはダメだよ」
良い例○「ごめん、今日はダメなんだけど、次また誘って!」
断る時は、勇気がいるよね。そんなときは、「ごめんね」という気持ちと、「次こそは!」という気持ちを伝えよう。それなら相手も「じゃあ、また今度!」という前向きな気持ちになってくれるよ。
齋藤 孝(2017)『これでカンペキ! マンガでおぼえるコミュニケーション』岩崎書店 P17
こういったコミュニケーションスキルは大人になるにつれて自然と身につくものなのかもしれませんが、ASDの私は相手を気遣うといった配慮に欠けていました。
本を読み、「そのような言い方をしたら相手は嫌な気持ちになるな」と気付ければ、日常生活で気を付けようと意識することができます。
本を読んだ中でこれから心がけようと思った場面があります。それは宅配便を受け取る時です。
いつもサインして終わりだけど、これからははっきりと感謝の言葉を伝えたり、「寒い中ご苦労様です」といった言葉を心がけようと思います。
相手をねぎらったり、気遣ったりすることをこれまでしてこなかったので、まずは身近なところから始めようと思います。
著者の齋藤孝さんは多数本を出版されていますが、どれもシンプルで分かりやすいと感じます。お子さんや大人の皆さんにもぜひ読んでいただきたいなと思います。