1年半、心療内科に通院しています。症状も良くなってきたことと、あまり長く薬を服用したくないという思いから、減薬に取り組んでいます。
1年半の間で、薬は増えたり、減ったりしましたが、常に2.3種類の西洋薬を何かしら服用している状態でした。少しずつ減らしていき、現在は西洋薬を断ち切り、漢方薬を2種類服用するまでに落ち着きました。
現在服用している漢方薬についてご紹介します。
①ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒 2.5g
どんな薬?
「帰脾湯」に「柴胡(さいこ)」と「山梔子(さんしし)」を加えた処方で、虚弱体質で心身が疲れ、血色が悪い人の、貧血、不眠症、精神不安などの改善に用いられる。寝汗、微熱、熱感などがある場合に向くとされる。
レクサプロ(SSRI)の代わりに飲み始めた薬ですが、いまいち変化は分かりませんでした。
②ツムラ抑肝散エキス顆粒 2.5g
どんな薬?
漢方では「肝(かん)」が高ぶると、怒りやイライラが現れると考えます。「抑肝散」はこの「肝」の高ぶりを抑えることから名づけられた漢方薬です。もともと子どもの夜泣き、疳(かん)の虫に使われていた薬で、現在は大人の神経症状にも使われています。
体力は中程度で、怒りっぽい、興奮しやすい、イライラするなどの症状のある人に用いられます。具体的には、神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症(女性ホルモンの変動に伴って現れる体と心の症状)、子どもの夜泣き、かんしゃく(神経過敏)などが挙げられます。
トラゾドン(レスリン)の代わりに飲み始めた薬です。トラゾドンは不眠改善の目的で服用していました。抑肝散も不眠に効果があります。私はトラゾドンよりも抑肝散の方が寝付きが良く感じます。
寝る前に下の動画のヨガをして、抑肝散を飲んで寝るというのが、最近の習慣です。よく眠れます。
このヨガをしていると、だんだんと眠たくなってきて、ヨガをしながら眠りそうになることがあります。体もポカポカしてきて気持ちがいいです。不眠に悩む方は試してみてください。今週のお題「眠れないときにすること」
睡眠についてはこちらの記事を↓↓
頭を冷やしてから寝るのも良いです。
西洋薬から漢方薬にしてみて思ったことは、なんとなくですが、漢方薬のほうが身体に負担がないような気がします。西洋薬だと、何かしら副作用があったりしますが、漢方薬だと基本的に副作用がありません。特にトラゾドンから代えた抑肝散については、自分にはよく合いました。トラゾドンだと寝起きがスッキリしませんが、抑肝散はよく眠れるのに朝も割とスッキリ起きることができます。(薬の効果には個人差があります)
しばらくは漢方薬を飲み続けながら様子を見ていきたいと思います。
ちなみにADHDの薬、コンサータとストラテラについては完全に断ち切りました。特にストラテラについては長いこと服用していたので、どうなることかと思いましたが、薬を辞めてもそこまで不自由はありませんでした。ただ素の自分に戻っただけです。
一度コンサータやストラテラを服用していたことで、自分の苦手なことが分かるようになったので、予め手を打ち、自分の苦手を工夫でカバーするようにしています。
あとは、カウンセリングに半年以上通っています。自分の抱えていることを言語化することで、気持ちの整理に役立っています。
誰しも病んでしまうことはあると思うので、人それぞれの有効な手段があるといいですね。初めは何も分からないので、試してみるしかないかもしれません。