私は発達障害の特性もあってか、仕事をしていた時、簡単な仕事でもたくさんミスをしていました。
今回はケアレスミスの中の入力間違いとメール誤送信について原因を踏まえ対策をご紹介します。
原因については発達障害の特性によるものを上げていますが、その後の対策についてはいろんな方に見ていただけたら嬉しいです。
入力作業でミスが多い
事例
仕事で金額を入力する時、何百万と入力するところを何千万としてしまったり、桁が多くなればなるほど、間違いが多くありました。
簡単な内容を入力するだけなのに、見直してもミスに気づかないということもありました。
原因
①ADHDの不注意
注意力散漫、気が散っている
②ASDの感覚過敏
改行ごとに現在位置を見失ってしまう(データを何行か飛ばしてしまったり、一度入力したものを再度入力してしまったりする)
→多数の情報がある中で、必要な情報だけをピックアップすることができず、周囲の情報まで脳が拾ってしまうため
対策
☆客観的に自分の入力データを確かめる方法を考える
視点をサポートする
視点をサポートするため、30cm定規を使って今見ている箇所の下に当て集中するものの、文字が細かく疲れてしまうことがありました。
下記商品は、カラーラインがあり、文字の大きさは2倍になります。
①「カラーバールーペ」(共栄プラスチック)
Amazon | ORIONS カラーバールーペ 21cm グリーン CBL-1000-G | 拡大鏡・ルーペ | 文房具・オフィス用品
↑こちらの商品は、A4サイズの短辺と同じ21cmの長さです。長すぎず、使いやすい大きさです。
②「データホルダー」(サンワサプライ)
上記で紹介したカラーバールーペは、紙を机に置いた状態で使用しますが、 パソコンの画面と同じ目線に置くことのできる書見台もあります。
この書見台はバーを動かすことができるので、 パソコンの入力画面と確認しながら見ることができ便利です。
これらのグッズを使用して入力した後は、媒体を変え紙に印刷しチェックすることで客観的に見ることができるでしょう。
テレワークでもこれらのグッズは役立ちそうです。
メールを誤送信してしまう
事例
得意先等にメールを送る機会が多くあったのですが、メールの誤送信もよくやってしまっていました。宛先や敬称の誤り、添付忘れ等々。
原因
ミスに気づかない不注意と、反射的(衝動的)に送信ボタンを押してしまう癖
対策
☆メール作成の手順を変える
私はいつもメールを作成する時、①宛先②件名③本文④添付ファイルの順番でやっていたのですが、皆さんはいかがでしょうか。
添付ファイルを忘れてしまうのは、本文を書き終えて一息ついた時に反射的に送信ボタンを押してしまうからだと思います。
忘れてしまうファイルの添付を一番始めに行い、件名、本文、宛先の順番にすることがミスを防ぐ理想的な形です。
メール作成は①添付②件名③文面④宛先の順番で
本文を書き終えて送信ボタンを押しても、宛先がなければ送信されません。落ち着いて本文の内容を振り返り、宛先を考えれば間違えることはなくなると思います。
参考著書(まとめ)
発達障害を持っていると単に「気をつける」だけでは、ミスを防げないことが多いです。どう気をつければいいのかという点において、今回参考にした著書は詳しく書かれています。
あらゆる発達障害に関する本を読んできましたが、この本が一番実用的であると感じました。
生活や仕事に関することをまとめて一冊にされているのではなく、仕事のみに焦点を当てた一冊になっているため、より具体的に困りごとの解決策が提示されています。
発達障害に限らず、仕事で困りごとがある方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。