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時間管理ができないのは「性格」のせい?〇〇をうまく働かせよう!

皆さんは「時間管理」が得意ですか。

何かしらの苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は「時間管理」をテーマとし、脳の働きから、思い通りに行動できる方法をご紹介します。

 

今回は3回にわたりお送りします。どうぞ最後までお付き合いください。

 

 

時間管理ができないのは「性格」のせい?

時間管理ができないというとどういったことを思い浮かべますか?

  • 出かける準備が間に合わず、待ち合わせ時間に遅れてしまう
  • 課題の締め切り直前にならないと、作業を始められない等々

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私達は、こういったことを「性格」の問題として捉えます。

時間にルーズだから~できない」というように考えます。

 

時間管理をしているのは自分ですが、もっと生理的な問題として考えると、元々の原因は「脳」にあると分かります。

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脳がどのように時間を捉え、どのように時間を管理しているのか

本記事ではそこに注目し、時間の問題を解決していきます。

 

 

楽しい時間は短く、退屈な時間は長い理由

こんな経験はありませんか。

「動画やテレビを見ている時は時間があっという間に感じるのに、何もせずぼーっとしている時は、時間が長く感じる」

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これには脳内時間」が関係しています。

情報量が多い時は脳内時間が「低速化」し、情報量が少ない時は脳内時間が「高速化」していると言えます。

菅原洋平(2020)『脳をスイッチ! 時間を思い通りにコントロールする技術』CCCメディアハウスP31.32 

 

このことから、脳に与える情報量を調整することができれば、脳内時間を操れると考えられます。

下記では、遅刻、締切、約束のタイムオーバーを防ぐ方法をご紹介します。

 

 

タイムオーバー防止策

ビンゴスタイルでタスク達成

仕事や家事等のタスクをどのように管理していますか。

箇条書きスタイルにする方が多いと思いますが、ここではビンゴスタイルをご紹介します。

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ビンゴでは縦、横、斜めいずれかが揃うとビンゴになりますよね。このビンゴをタスク管理に利用します。

 

【やり方】

①縦3つ、横3つの9マスを書く

②1つのマスに1つずつやることを書く

③課題を終えたらチェックし、縦、横、斜めいずれかが揃えばビンゴ

 

ビンゴ形式にするメリットは、課題への予測と、達成までの戦略を立てるプロセスを脳に経験させることです。ビンゴを作ることが1つの目的になるので、9つのマスにタスクを入れる段階から、真ん中のマスに最も簡単に達成できるタスクを入れるように、自然に戦略を立てますつまり「効率のよい仕事」が、効率よくビンゴを完成させるにどうすればいいか、という単純な思考に置き換えられます。

菅原洋平(2020)『脳をスイッチ! 時間を思い通りにコントロールする技術』CCCメディアハウス P75

 

これから大掃除の時期となりますが、その時にも活用できそうですね。「台所」「風呂」「クローゼット」等大きな課題で分けてもいいですが、場所ごとに細分化するのもいいかもしれません

例えば、「クローゼット」で1つのビンゴカードを使用し、マスには「着ない服を出す」「整理」「着ない服を売る」といったように細分化させたことを書きます。

細分化したほうが、達成率が確実に上がるでしょう

 

ポイント①

課題を細分化し、

クリアへのハードルを下げる

 

 

作業の順番を変える

「時間通り起きられたし、時間もたっぷりある」なのに出発予定時間に出られなかったという経験はありませんか。

 

理由は様々ですが、「髪型が決まらない」「洋服が決まらない」等々の整容に関わることであれば、対策があります。

簡単ですが、整容を初めに終わらせてしまうことです

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整容は言い換えれば、「ゴールがない作業」といえます。「このくらいでいいか」と妥協しない限り永遠と続いてしまいます

そういった「ゴールがない作業」を初めに終わらせてしまえば、後は食事といった「ゴールのある作業」のみ残るので、出発間際にバタバタしたりすることが防げます。

 

ポイント②

「ゴールがない作業」を初めにやる

菅原洋平(2020)『脳をスイッチ! 時間を思い通りにコントロールする技術』CCCメディアハウス P55

 

 

脳のタイプ別記憶法

予定をすっかり忘れてしまう時もあるかもしれません。脳のタイプ別で記憶方法をご紹介します。

予定を覚えて、脳内にストックして、しかるべきタイミングで思い出す記憶のことを、「展望記憶」といいます。展望記憶には、2つの要素があります。「今日は何かあったはず」と予定があったことを思い出すことは「存在想起」と呼ばれます。さらに「電話をかけることになっていたけどいつまでだっけ?」と予定がある日程より内容を思い出すことは「内容想起」と呼ばれます。この2つは、大脳の中で担当している部位が異なると考えられています。存在想起は行動の計画を立てる前頭葉が、内容想起は記憶を司る側頭葉が、それぞれ担当しています。

菅原洋平(2020)『脳をスイッチ! 時間を思い通りにコントロールする技術』CCCメディアハウス P55

 

手帳に書いた予定を思い出してみてください

時間が先にくるか、内容が先にくるかで展望記憶を使う際のタイプが下記のようになると考えられます。

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10時~鈴木さんと打ち合わせ(時間が先にくる)

前頭葉型(存在想起型)

鈴木さんと打ち合わせ 10時~(内容が先にくる)

→側頭葉型(内容想起型)

 

初めに書いたことよりも後に書いたことのほうが忘れやすいと言われています。この場合でいくと、

時間が先にくる前頭葉型(存在想起型)の人は、後にくる内容

内容が先にくる側頭葉型(内容想起型)の人は、後にくる時間

丸をつけたりして、意識的に覚えるようにしましょう

 

ポイント③

後にくる情報を意識的に覚える

 

 

まとめ

今回は、脳の仕組みから、遅刻や締切、約束を守る方法をご紹介しました。

社会人にとって時間を守ることは必須であるため、脳を意識的に働かせ、うまくやっていきましょう。

 

今回の参考著書

 

 

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