もし自分の子供が発達障害だったら、どうするべきなのか、誰しも悩むことだと思います。
発達障害の認知が広がる今、こんな記事を読みました。
発達障害当事者から今の世の中に思うことを書きたいです。
健常者から障害者となった自分
私は発達障害を持っています。診断されたのは社会人になってからです。両親には自分が発達障害だということは伝えていません。
子供の頃に発達障害と診断される人もいれば、私のように大人になってから発達障害を診断される人もいます。
親は子供の発達障害に気付けるのか
大人になってから診断された私からしたら早期発見できることが好ましいと思います。
ただ、早期発見できたとしても、当事者や当事者の周りにしか分からない苦悩があることと思います。
また、逆に全ての親が子供の発達障害に気付けるかと言ったらそうではないと思います。
単なる成長の遅れとして捉えたり、もしくは全く気付かない場合もあるかもしれません。
母は私のことを手のかからない子だったと言います。小さい頃からしっかりしていたそうです。
実際には家庭内では気付かないことが、学校や人との関わりの中では起きていたのかもしれません。大人になった今だから分かりますが、環境によって特徴が出やすい場面、出にくい場面とあると思います。
親が気付かないなら誰が助けるのか
家庭内で子供の発達障害に気付くことができないのであれば、社会に助けてもらうしかないと思います。
平成28年に改正された発達障害者支援法の基本理念の一つに「発達障害者の支援は、社会的障壁の除去に資することを旨として、行われなければならない」とあります。
児童の発達障害の早期発見から発達障害者の家族等への支援まで、かなり細かく定められています。
発達障害は法律でここまで定められるまでになりました。
発達障害による困難さから、せめて子供だけは救ってほしいです。苦しい気持ちのまま大人になって欲しくないです。本来持ち合わせた明るさや素直さを失わず生きていってほしいと思っています。