1年以上前の話になりますが、うつ病と診断された後、半年間、休職しました。
うつになった原因はいろいろありますが、1つの原因に、周りの人の言葉を受け流せなかった、という点があります。
当時の自分は、先輩の言うことが全て正しい、と思っていました。今思えば、先輩の発言にもおかしな点はあったし、先輩の言うことが全て正しかったとは思いません。
言われたことを時には受け流す、というスキルが必要になってきます。復職してからは、このスキルが上がったと思っています。
このコロナ禍、私の会社ではテレワークが主流となっています。先輩と会って直接いろいろ言われるのではなく、電話越しでいろいろ言われることが増えました。テレワークであれば、周りに人はいませんので、言いたい放題です。
黙って聞くしかないわけですが、スピーカー音量を下げたり、イヤホンを外したりしながら、乗り切っています。ずっと真面目に受け止めていたら、ダメになることが分かっています。
恥ずかしながら、休職前は真面目に聞きすぎて、仕事中に涙を流したり、トイレで泣くことが多々ありました。
もちろん仕事のミスで叱られたりすることは真面目に聞く必要があります。ただ、感情的になっている時に発する言葉は、相手の傷つく言葉になりがちなので、聞かない方がいいです。
全てを真面目に聞いて、精神が崩れるくらいなら、イヤホンを外してでも聞こえないようにするのもありだと思います。余裕があれば、聞きながら受け流すことができるかもしれませんが、うつになってしまえば、そんなことできません。
余裕があるうちに、傷つくような言葉は、物理的にでも聞かないようにして、それっぽい返事をして、聞いてる風を装ったらいいです。
テレワークに限ったことではありません。うつになる前にできる行動、対策を打っておくことが大切だと考えます。