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脳科学者茂木健一郎さんの子供時代の様子からこれからの時代を考える

脳科学茂木健一郎さんが書いた子供向けの本を読みました。

この本ではこれからの時代を生き抜くために必要な力(チャレンジ力、失敗力、友達力、勉強力、夢中力、夢を叶える力)がまとめられています。

 

それぞれの力を紹介したいところではありますが、本の一部で紹介されていた茂木健一郎さんの子供時代の様子が印象的だったので、それをポイントと共にご紹介したいと思います。

 

 

長距離ならできる! 

茂木さんは子供の頃、運動が苦手だったそうです。でもある時、「運動は苦手だけど、長距離なら努力すればできる」と気付き、その後、学校代表で持久走大会に出ることほどになったそうです。

 (ちなみに私も運動が苦手でしたが、長距離ならいけると気付き、毎日走ったところ、長距離走大会では上位でした)

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苦手や欠点から生まれることもある!

茂木さんは今でも毎日10km走っているそうです。

茂木健一郎(2020)『 脳科学者が子どものために考えた 夢をかなえる力ののばし方』宝島社 P52

 

これ何の虫?

茂木さんは子供の頃、昆虫好きだったそうです。ある時、女の子から電話が来て、言われた言葉が「庭にいる青虫がなんの幼虫か見に来て」だったそうです。

ドキドキして出た電話がその言葉で「僕はそういう存在か」と思ったそうです。

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このように自分の個性やいいところは人が教えてくれることがあります

人に接することで、自分の個性を知ることができる

茂木健一郎(2020)『 脳科学者が子どものために考えた 夢をかなえる力ののばし方』宝島社 P72

 

授業は不真面目でも

茂木さんは小学生の頃、足をバタバタ動かしたりじっと座ってられない子だったそうです。2年生のときには、授業中にねんど消しゴムで人形をつくっていたところ、先生に注意されて正座させられたこともあるんだとか。

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授業中にそんな様子でも、茂木さんは脳科学者になっています。授業以外で夢中になれることがのちのち勉強につながることもあるんだと思います。

勉強はただ真面目に授業を受けることだけではない

茂木健一郎(2020)『 脳科学者が子どものために考えた 夢をかなえる力ののばし方』宝島社 P90

 

まとめ

勉強ももちろん大事だけど、これからの時代は勉強だけが全てじゃないということがこれまでよりも顕著化してくるのではと思います。

得意不得意、興味関心もそれぞれ違う子供達が、皆同じ授業、同じやり方でやっていくことには少々疑問を感じています。

皆同じを求められたら、学校に行きたくない子供が出てくるのも当然のことと思います。学校に行かないなら、家で得意なこと等を極めるのもありだと思います。

極端な意見かもしれませんが、それくらいこれからの時代は変わっていくと思います。大人の社会だけではなく、子供の社会もどんどん変わっていくといいなと思います。

 
子供向けの本ですが、各ページにおうちの方へ書かれたメッセージもあるため、親御さんにもおすすめです。
 

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