働いていた時、毎日のように自己否定に陥っていました。
自己否定から抜け出すにはどうしたらいいのか、自己肯定感の大切さについてお伝えします。
全ては思い込み
人間関係において、「私は嫌われている」と感じることがあります。これは自己否定ですが、
反対に「私は好かれている」と感じる人もいるかもしれません。これは自己肯定です。
自己否定と自己肯定は真逆のようですが、共通点もあります。
それは両方とも「思い込み」である点です。
加藤隆行(2019)『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由~人間関係のカギは、自己肯定感にあった~』小学館クリエイティブ P47
相手から何かを指摘され、「自分はだめだ」と思い込むのか、「自分は期待されている」と思い込むのか。
自身の思い込み次第でその後の生き方は変わってくると思います。
肯定すると「決める」
先ほど、自己否定も自己肯定も全て「思い込み」であるとお伝えしました。
自己肯定したくても自己否定がクセになっていると変えるのは簡単なことではありません。
自己否定を手放す方法をご紹介します。
とにかく肯定すると「決める」
「自分を否定するのをやめる」「全て肯定しよう」とまずは決めましょう。
「自分はダメだ」「嫌われている気がする」等々、マイナスな思いが心に浮かんだら、深呼吸を。
「決めてもまた否定してしまう自分」さえも否定しないこと!
加藤隆行(2019)『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由~人間関係のカギは、自己肯定感にあった~』小学館クリエイティブ P59
自己否定しないと決めて自己否定してまっても「ま、いっか」くらいの気持ちでいきましょう。
2つの我慢
「頑張ることは良いことだ」とされ、頑張りすぎている人も多いと思います。
その頑張りのために何かを我慢(犠牲に)していませんか。
心理カウンセラーの加藤隆行さんは、我慢には「いいガマン」と「よくないガマン」があるとしています。
「いいガマン」は、そのガマンの先に"自分の目ざすもの"が明確にあって、"自分の意思"で、「ここはガマンのしどころだぞ」と"一時的"にするもの。
「よくないガマン」は、ガマンの先に"自分の目ざすもの"がなく、"人目や世間体"を気にして、漠然と"いつも"しているもの。
加藤隆行(2019)『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由~人間関係のカギは、自己肯定感にあった~』小学館クリエイティブ P118
私は休職前、「よくないガマン」をしていたため、疲れ果て、身体を壊しました。
頑張りすぎたり、我慢しすぎたりすると、自分の「本音」が見えなくなります。自分自身が自分の味方となり、自分の思いや考えを聞いてあげられるといいですね。
幸せとは目的地ではなくその旅路。だから、「ガマン」の先に幸せがあるのではなくて、「ガマン」さえも幸せ。ほんとうの「いいガマン」なら、そう感じられるはずです。
加藤隆行(2019)『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由~人間関係のカギは、自己肯定感にあった~』小学館クリエイティブ P119
まとめ(参考著書)