人間誰しも、時に生きるのが辛くなったり、自分自身が嫌になってしまうことがあると思います。
今回は、心が軽くなるような言葉をいくつがご紹介したいと思います。
ありのままの自分を認める
私は現在休職中ですが、働いていた時よくこんなことを思っていました。
「何でこんなに自分はできないのだろう」
「いつも迷惑をかけてばかりで申し訳ない」
「もっと頑張らないとだめだ」
なぜこのようなことを思ってしまうのかというと、無意識に他人と比べ、自分が劣っていると感じてしまうからです。
このように思ってしまうことは自然なことです。ただ時にその思いに押しつぶされてしまうことがあります。
それを防ぐためには
ありのままの自分を認める
ことが必要です。
でもそんなこと簡単にはできません。まずは
自分をねぎらうことが、ありのままの自分を受け入れることの第一歩です。
休職してからというもの、「生きてるだけでいい」と思うようになりました。生きているだけで素晴らしいのです。
いろんなことを乗り越えて今の自分があります。まずはそんな自分をねぎらいましょう。
いつも私は「人生に起きることは意味がある」と考えるようにしています。良い悪いで自分や人生を評価するよりも、「何かの意味があって、目の前の現実があるのだな」と受け止めるようにすると、「過去は過去。何はともあれ、今の自分にできることをやっていこう!」と自分に協力的になれますよ。
引用元:上谷実礼(2020年)ミレイ先生のアドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート: 産業保健スタッフの悩みを解決! / 20の事例&イラストでかかわり方がわかる 株式会社メディカ出版 P34
ポイント①
自分をねぎらおう
まずは自分を大切に
アドラー心理学に「共同体感覚」という概念があります。
【共同体感覚とは】
仲間は自分を助けてくれる、自分は仲間の役に立つことができる。自分には居場所があり、仲間の一員だと思える感覚のこと。
引用元:上谷実礼(2020年)ミレイ先生のアドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート: 産業保健スタッフの悩みを解決! / 20の事例&イラストでかかわり方がわかる 株式会社メディカ出版 p34
生きていく上で、どうしても他者とのつながりが必要です。でも他者のためにとあまりに自分を犠牲にしてしまうと、疲れ切ってしまいます。
共同体感覚をはぐくむために大切なことは、他者とつながり他者を大切にするよりも、自分を大切にするほうが先だということです。なぜなら、自分を交換することはできず、自分とは死ぬまでつき合っていかなければならないからです。自分とつながることのできる人が他者と真につながることのできる人、自分を理解し共感できる人が他者を理解し共感できる人なのです。
引用元:上谷実礼(2020年)ミレイ先生のアドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート: 産業保健スタッフの悩みを解決! / 20の事例&イラストでかかわり方がわかる 株式会社メディカ出版 P34
(私の例でいくと、休んだら周りの人に迷惑がかかるからとうつ状態で働き続けるよりは、まずは自分を大切にするために休職をとったことはよかったのかもしれません)
ポイント②
まずは自分を大切に
性格とは身にまとったもの
皆さんはどんな性格ですか。
性格にはいろんなものがありますね。明るい人、真面目な人、努力家等々。
私たちは性格=自分だと考えますよね。
産まれたばかりの頃はどうでしょうか。生まれ持った性格もあるかもしれませんが、ほとんどは本能で生きていると思います。本能で泣いて、自分にとって心地よい状態を手に入れていると思います。決して損得などは考えません。
でもいつの間にか、泣くことを我慢したり、本当はイライラしてどうしようもない気持ちを抑えたりします。
もう子供じゃないんだからと言われたり、考えるようになります。
そして自分を取り繕い、自分だと思っている性格ができていきます。
キャラクターは「こういうキャラクターで自分なりの居場所をつくって生きていこう」と自身が自分を守るために無自覚、無意識に決めたものだということです。つまり、私たちが自分の性格だと思っているものは、本来の自分らしさではなく、「自分らしさが失われてしまった傷に、あとで絆創膏やギブスをつけるように身にまとったもの」だということです。身を守るために、絆創膏のようにつけた鎧が性格なのです。
引用元:上谷実礼(2020年)ミレイ先生のアドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート: 産業保健スタッフの悩みを解決! / 20の事例&イラストでかかわり方がわかる 株式会社メディカ出版 p53.54
子供の頃、努力家という鎧(性格)を身に着けたのならば、勉強を頑張って周りの大人に褒められていたかもしれません。
そして大人になった今もその鎧(性格)を身に着けたままで、無意識で「頑張り続けないといけない」と思っているかもしれません。
もし今、その鎧(性格)が重いと感じるのであれば、一旦立ち止まって、鎧を外せばいいのです。そして本来の自分を思い出し、そのまま動き出したっていいと思います。
当時必要だった鎧が今も変わらず必要とは限りません。
ポイント③
性格は身にまとっているものにすぎない
まとめ(参考著書)
自分とは、単に取り繕っているものだと考えると気持ちが楽になるかもしれません。
「自分は○○だから~しなければならない」そういった思いが自分を押しつぶすのであれば、一旦鎧を外すのがいいと思います。「○○だから~できて当たり前」そんな思いがなくなります。
参考著書
私はこの本を読んで心がとても軽くなりました。上谷実礼先生は他にもたくさん本を出しているので別の機会にまた読んでみようと思っています。
皆さんも良ければ読んでみてください。イラストがあったり、重要なポイントは太文字や下線になっているので分かりやすいです。
(下記画像をクリックいただくと、詳細ページへ飛べます)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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