人から嫌われたくない。
人の顔色を伺いながら生きている人も
多いと思います。
『嫌われる勇気』
そんなタイトルの本を読みました。
アドラーの思想を詰め込んだ本です。
この本から特に感銘を受けた言葉を
3つ紹介します。
いま、ここに生きる
「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない」
自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなたなのだ。
引用元:岸見一郎、古賀史健(2020年)『嫌われる勇気』ダイヤモンド社 56,57
何かしらの目的を果たすために動いていると
考えるのが、アドラーの目的論である。
過去に何があったかなど関係ない、
大事なのは今、何をするかである。
周りは仲間である
誰とも競争することなく、ただ前を向いていけばいいのです。
「人々はわたしの仲間なのだ」と実感できていれば、世界の見え方はまったく違ったものになります。
引用元:岸見一郎、古賀史健(2020年)『嫌われる勇気』ダイヤモンド社 92,96
私たちは、無意識で誰かと誰かを比べたがる。
誰かに勝つために必死になる。
本当は我々は対等な人間であり、
優劣をつける必要などない。
自分はどうあるべきか
他者の期待を満たすように生きること、そして自分の人生を他人任せにすること。これは、自分に嘘をつき、周囲の人に対しても嘘をつき続ける生き方なのです。
引用元:岸見一郎、古賀史健(2020年)『嫌われる勇気』ダイヤモンド社 159
人から嫌われないために
良い顔をすることがある。
でも、人からどう思われるかより先に、
自分の姿を確立したい。
今を生きる皆さんに
この本は、青年と哲人の対話式の本
になっていて、我々が抱くような疑問を
青年が哲人へ投げかけます。
哲人の言葉に大変感銘を受けました。
過去でもなく、未来でもなく、今を生きる
皆さんに読んでいただきたい一冊です。