コロナによりマスク着用が日常的になりました。暑い中マスク着用するのは大変ですよね。
今回はマスク着用と発達障害の感覚過敏について、当事者の立場から考えさせていただきます。
発達障害者マスク着用困難56%⁉
昨日、こんなニュースを目にしました。国の発達障害情報・支援センターの調査によると発達障害者のうち56%がマスク着用についてなんらかの困難を抱えているというものです。
世界保健機関(WHO)などは発達障害がある子どもは年齢を問わずマスク着用を強制しないよう推奨しているそうですが、日本では発達障害については触れられておりません。
当事者はどう考えるか
これは非常に難しい問題だと思います。私自身、発達障害を持っています。確かにマスクは不快であり、マスク着用時間は極力少なくしています。家を出る時はマスクを手に持ち、車に乗り、外に出る前にマスクを着用します。車に戻ったら即マスクを外します。
ただ、マスク着用については発達障害に限らず皆我慢して着用していると思います。発達障害者の言う不快がどの程度なのか測ることはできず、みんな同じだ、と言われてしまえばそれで終わりです。理解が必要です。
発達障害者の中でも私のように少しでも着用時間を短縮することで、つけられる方もいると思いますし、そもそも全くつけられないという方もいると思います。
子どもであればなおさらだと思います。マスクを嫌がる子どもに対してどのように着用させるか悩まれている方もいるのではないでしょうか。
それぞれの対応を
仮に日本で発達障害のある子どもは年齢を問わずマスク着用を強制しないと発表したとします。発達障害はまだまだ日本では周知されておりません。また、発達障害は見た目では分かりません。街中でマスクを付けていない子どもがいたら周りはどう思うか。
クラスに発達障害の子どもがいたとして、その子がマスクを付けていなかったら周りの子どもはどう思うか、またどう説明するのか。
まだまだ課題はあると思います。
もしかしたら、今回のニュースで発達障害について知る人が増えるかもしれません。感覚過敏?なにそれ?ちょっとした疑問から少しでも発達障害について知ってもらえる機会になればと思います。良い風に広まってくれることを願っています。
マスクが苦手な人も色々な工夫をして過ごされていると思います。それぞれがそれぞれに対策をしながらこの世の中を乗り越えていきましょう。
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